【1月5日 CGTN Japanese】北京市政府報道弁公室は4日のプレス発表会で、同市の空気の質が大気汚染に関わる指標全てで中国の環境基準を初めてクリアしたと明らかにしました。うち、大気中の微小粒子状物質PM2.5とオゾン濃度は初めて同時に基準をクリアし、それぞれ国の2級基準に達したほか、大気汚染物質に対する協同制御を実現したということです。

 データによると、2021年の北京市の「空気優良」日数は288日で、2013年より112日増加し、「重度汚染」の日数は大幅に減少し、発生頻度やピーク時濃度、持続時間はいずれも著しく低下したということです。2021年、北京の重度汚染日数は8日で、2013年より50日、86.2%減少しました。

 専門家は、北京・天津(Tianjin)・河北省(Hebei)および周辺地域全体における産業、エネルギー、交通構造に抜本的な変化はなく、地域の排出量は依然として環境容量を超えているため、極端に不利な気象条件に直面した場合、大気の質に変化が生じ、重度汚染が発生する可能性はあると指摘しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News