【1月5日 AFP】ダカールラリー(Dakar Rally 2022)の開幕を前に車両で爆発が起こり、フランス人ドライバーが大けがをしたことを受け、フランスの検察当局は4日、テロの疑いで予備的な捜査を始めたことを発表した。

 フランスの対テロ検察は「テロリスト集団と関連した複数の殺人未遂について、予備的な捜査を開始した」と発表。また選手のドライバーを含め、車に乗っていた全員がフランス人だったことも明かした。

 発表では他に詳しいことは語られていないが、爆発は昨年12月30日にサウジアラビアのジッダ(Jeddah)で起こり、選手のフィリップ・ブトロン(Philippe Boutron)が脚に手術が必要な大けがをし、その後にフランスへ帰国した。

 主催者によると爆発はレースに関係がなく、サウジアラビア当局も事件性はないと示唆していたが、両者のコメントとは裏腹に、フランスの外務省はその後サウジアラビアに関する安全情報を更新して警戒を促していた。(c)AFP