【1月7日 Xinhua News】中国の全国人民代表大会(全人代)常務員会会議でこのほど、湿地保全法草案が3回目の審議に提出された。湿地保全の一層の強化と泥炭湿地での泥炭採掘の禁止を明確に定めている。湿地保全の一層の強化と泥炭湿地での泥炭採掘の禁止を明確に定めている。湿地はその環境浄化能力から「地球の腎臓」とも呼ばれ、森林や海洋と並ぶ地球の三大生態系とされる。

 専門家によると、泥炭湿地は単位面積当たりの炭素貯蔵量が各種陸地生態系で最も多く、地域環境の調整などで重要な役割を果たしている。中国は泥炭湿地の保全を気候変動対応と二つの脱炭素目標(2030年までの排出量ピークアウトと60年までのカーボンニュートラル)実現のための重要な措置と位置づけている。

 泥炭湿地が生態環境にとって極めて重要かつ特別であることから、第3回審議に提出された草案は泥炭湿地での泥炭採掘を明確に禁止し、違法な採掘を厳しく処罰するとした。

 一部の常務委員会メンバーはさらに、湿地保全と適切な利用の関係を明確に定め、湿地の多様な機能を十分に発揮させるよう提案した。これに鑑み、草案には国が生態系優先やグリーン(環境配慮型)発展を堅持し、湿地保全制度の充実を図り、保全への政策支援と科学技術支援の仕組みを整備、湿地の生態系機能と永続的な利用を保障し、生態効果と社会・経済効果の統一的な実現を目指すとの規定が追加された。

 草案にはまた、湿地保全を担う部門の連携を強化し、業務で相乗効果を引き出すため、国務院林業草原主管部門が国務院の自然資源や水行政、住宅・都市農村建設、生態環境、農業農村などの部門と共同で連携・情報通達の枠組みを構築するとの規定も盛り込まれた。(c)Xinhua News/AFPBB News