【1月5日 AFP】南アフリカの国会議事堂で発生した大規模な火災が4日、2日にわたる消火活動の末、鎮圧された。消防当局が明らかにした。

 火災は2日未明に発生。炎は国民議会(下院)が入る建物に燃え広がり、屋根を崩壊させ、建物の古い部分に保管されている国宝に迫っていた。3日にもいったん鎮圧が宣言されたが、その後強風にあおられて再び炎上していた。

 消防当局は、火災が3日深夜に鎮圧されたとAFPに説明。4日午前に再び火の手が上がったが、消火したという。

 同日にはまた、火災発生当日に現場で逮捕された49歳の男が、罪状認否のために短時間出廷した。男には国会議事堂への侵入と放火のほか、ノートパソコン、食器、書類などを盗もうとした疑いがかけられている。(c)AFP/Rodger BOSCH