仏有名双子タレントのボグダノフ兄弟、コロナで相次ぎ死去 72歳
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【1月4日 AFP】フランスで1980年代に科学番組への出演で有名になり、後に美容整形をめぐる臆測が広がった双子のテレビタレント、イゴール・ボグダノフ(Igor Bogdanoff)氏とグリシュカ・ボグダノフ(Grichka Bogdanoff)氏が、新型コロナウイルス感染症により1週間以内に相次いで死去した。72歳。イゴール氏の代理人弁護士が3日、明らかにした。両氏はコロナワクチン未接種とされる。
同代理人によると、イゴール氏が亡くなったのは、グリシュカ氏が首都パリの病院で亡くなったわずか6日後。両氏の死因はいずれも新型コロナウイルス感染症だった。
友人で元国民教育相のリュック・フェリー(Luc Ferry)氏は先週、仏紙パリジャン(Le Parisien)に対し、ボグダノフ両氏は新型ウイルスワクチンを接種していなかったと明かしていた。
フェリー氏はボグダノフ両氏に「数え切れないほど」ワクチン接種を勧めたが、両氏は「非常に活動的で、1グラムの脂肪もない」との理由で接種しなかったという。
ボグダノフ両氏の新型ウイルス感染を認めたフェリー氏は「グリシュカもイゴール同様、反ワクチン派ではなかった。自分自身はワクチンを接種しないという主義だった」と述べた。
ロシア系のボグダノフ両氏は、1980年代に人気を博した科学番組の司会者として有名になった。
その後、容姿の変化が注目を集めたが、美容整形を受けたことは否定。「複数の実験」を経て、高い頬骨や厚い唇、長い顎になったと説明した。2010年には、「地球外生命体のような顔をしていることを誇りに思う」と語っていた。(c)AFP