【1月4日 AFP】(更新)新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染が急拡大している米国で3日、100万人を超える新規感染者が報告され、1日の感染者数としては世界最多となったことが、ジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)の集計で明らかになった。

 同日の新規感染者数は108万211人。ただ、米国で月曜に報告される感染者数は、週末分の集計の遅れにより多くなる傾向にある。この日は年末年始の3連休明けだったことで、さらに増加した可能性がある。ただ、同日の感染者数は前週の月曜から倍増した。

 ジョンズ・ホプキンス大によると、より信頼性の高い指標とされる新規感染者数の7日間平均は48万6000人。ここ数週間の死亡や入院の件数は過去の流行ピーク時より少なく、過去7日間の死者は前週比10%減の9382人となった。

 前日には政府のアンソニー・ファウチ(Anthony Fauci)首席医療顧問が、米国内では新型ウイルスの新規感染者が「ほぼ垂直的に増加」しているが、ピークを迎えるのは数週間後になるとの見通しを示していた。(c)AFP