【1月4日 AFP】女子テニス、メルボルン・サマー・セット1(Melbourne Summer Set 1 2022)は4日、シングルス1回戦が行われ、大会第1シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)は6-4、3-6、6-3でアリーゼ・コルネ(Alize Cornet、フランス)を下し、復帰初戦を白星で飾った。

 昨年9月の全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)で涙の敗退を喫した後、無期限の休養を取っていた24歳の大坂は、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)連覇に向けて一歩踏み出したものの、世界61位を相手にベストとは程遠い試合内容だった。

 ロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)で臨んだこの日の一戦で、大坂は第1セットを制した後、第2セットも3-1とリードしてそのまま快勝するかと思われたが、集中力を失って31歳のコルネに5ゲームを連取され、セットカウント1-1で並ばれた。それでも第3セットでは自分を取り戻して序盤にブレークし、その後は一度もリードを譲らなかった。

 大坂は試合後、4か月ぶりの実戦でプレーが鈍り、いくつかミスを犯したことについて、神経質になっていたのが一因だったと認め、「アンフォーストエラーを連発してしまったけれど、最初の試合でとてもナーバスになっていたから、それは想定していた」とし、「最後のサービスゲームをキープできたのは、とにかくうれしい」とコメントした。

 これでベスト16入りを果たした大坂は、2回戦でマリーナ・ザネフスカ(Maryna Zanevska、ベルギー)と対戦する。(c)AFP