【1月2日 Xinhua News】域内包括的経済連携(RCEP)協定が1日、発効した。中国、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドの5カ国と東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国の計15カ国が参加。域内の人口数、国内総生産(GDP)、貿易総額がいずれも世界の約3割を占める世界最大の自由貿易圏が始動した。

 中国商務部の責任者は次のように表明した。中国はRCEPの義務を全面的かつ十分に履行し、協定を高品質に実施するとともに、RCEPがもたらす市場開放のチャンスをしっかりと生かすよう各地方、産業、企業を指導する。加盟国と共にRCEPのメカニズム確立に積極的に参加し、東アジアの経済・貿易協力の主要プラットフォームを築いていく。

 加盟国同士で関税が引き下がるだけでなく、原産地規則や税関手続き、検査検疫などの統一ルールが形成され、域内の貿易の円滑化が一段と高まる。RCEPが予定通り発効したことは、多国間主義と自由貿易を共に守り、地域経済の統合を促進するという各加盟国の自信と決意を十分に体現しており、地域ひいては世界の貿易・投資の拡大や経済回復、繁栄・発展に重要な貢献をする。(c)Xinhua News/AFPBB News