【1月3日 Xinhua News】デンマーク玩具大手レゴはこのほど、中国本土で300店舗目となる認定販売店を浙江省(Zhejiang)海寧市にオープンした。同社は中国市場に対する楽観的な見通しを維持しており、すでに本土85都市で販売店をオープンさせ、うち三線都市(地方主要都市)以下の都市に構える認定販売店が全体の3分の1近くを占めている。

 同社は消費の潜在力が大きく、多様化が見込まれる中国の三・四線都市に熱い視線を注いでいる。同社のシニアバイスプレジデントで中国法人総経理の黄国強(ポール・ホアン)氏は「海寧は今年第1~第3四半期(1~9月)に10%以上のGDP成長率を維持しており、こうした急速な発展にも三・四線都市経済の潜在力が示されていると思う」と述べた。一線都市(北京、上海、広州市(Guangzhou)、深セン市(Shenzhen))と二線都市(経済・文化が発達した地方中核都市)に重点を置いていた小売り事業の開拓初期から、実店舗をより多くの三・四線都市にオープンさせるようになるまで、同社は中国の経済発展の広さと深さを実感しているとした。

 同社はここ数年、中国市場への投資を強化し続けている。16年に中国本土初のブランド旗艦店、17年に初の認定販売店を上海にオープンさせて以来、これまでに中国85都市に販売店をオープンさせ、うち3線以下都市の認定販売店が全体の3分の1を占めている。なお、同社は22年に販売店を中国100都市に拡大することを計画している。(c)Xinhua News/AFPBB News