【12月29日 CGTN Japanese】国連宇宙空間平和利用委員会の公式サイトによりますと、中国のウィーン駐在国連と中国のその他の国際組織代表団は、12月3日に行った国連事務総長との一般的会談において、米国の宇宙開発企業であるスペースXが運用する通信衛星が中国の宇宙ステーションに今年の7月と10月の2回接近し、搭乗する中国人宇宙飛行士の生命安全の脅威になったと報告しました。

 外交部の趙立堅(Zhao Lijian)報道官は同件に関連して「今年7月と10月、米国の宇宙開発企業であるスペースXが打ち上げたスターリンク衛星が2度にわたり中国の宇宙ステーションに接近した。当時は、中国の宇宙飛行士がステーション内で任務を遂行中だった。宇宙飛行士の安全と生命を守るため、中国の宇宙ステーションは衝突回避措置を取った」と述べた上で、「宇宙を探査し平和利用することは、全人類の共同の事業だ。中国は一貫して全人類の幸せを図る意志に基づいて宇宙を平和利用している。米国は国際法を基礎とする宇宙における国際秩序を尊重し、この種の事態の再発を防止する措置を直ちに取り、宇宙飛行士の生命の安全や宇宙施設の安全で安定した運用を責任ある態度で維持せねばならない」と強調しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News