【12月29日 AFP】男子テニスのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)について、オーストラリアテニス協会(Tennis Australia)は28日、欠場がほぼ確実といわれていた国別対抗戦のATPカップ(ATP Cup 2022)のセルビア代表からまだ外れていないことを明かした。

 一方で女子の大坂なおみ(Naomi Osaka)を筆頭に、他のトップ選手は新シーズンの四大大会(グランドスラム)初戦、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)に向けてオーストラリア入りをしてきている。

 ジョコビッチは新型コロナウイルスのワクチンを接種したかを明確にしておらず、先日には匿名のチームメンバーがセルビア紙ブリッツ(Blic)に対し、全豪オープンの前哨戦でもあるATPカップの欠場は「99パーセント確実」と語っていた。そのため、ジョコビッチがオーストラリアへ渡って全豪オープンに出場するかは非常に不透明になっている。

 しかしオーストラリアテニス協会はこの日、ジョコビッチがまだATPカップから撤退していないことを明かした。大会はシドニーで来年1月1日から行われ、ジョコビッチは初日にノルウェーのキャスパー・ルード(Casper Ruud)との対戦が組まれている。

 協会は各国選手のためにメルボルン着とシドニー着のチャーター機を手配しており、28日にはその第1便が到着。女子シングルスの前回女王である大坂らが現地入りしたが、協会によればジョコビッチは乗っていなかったという。選手は一般の便を選ぶこともできる。

 全豪オープンは1月17日に開幕する。(c)AFP