【12月29日 AFP】昨年亡くなったサッカー元アルゼンチン代表のレジェンド、ディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏の弟ウーゴ(Hugo Maradona)氏が、イタリアのナポリ(Naples)で死去した。52歳。イタリア・セリエAのナポリ(SSC Napoli)が28日に発表した。

 イタリアメディアはウーゴ氏が心臓発作を起こしたと伝えていたが、ナポリは報道を認め、「ウーゴ・マラドーナが死去した」と短く発表した。

 ウーゴ氏は年代別のアルゼンチン代表に選ばれたこともある元サッカー選手で、イタリアやオーストリア、スペイン、アルゼンチンなどの他にJリーグでもプレーした。引退後はイタリアへ戻って定住し、短期間だがナポリのアマチュアクラブを指揮したこともあった。

 ナポリとは、ディエゴ氏も在籍していた1987年に契約したが、すぐにアスコリ(Ascoli Calcio)へ期限付き移籍した。同年9月20日には兄弟対決が実現し、ディエゴ氏のいるナポリが2-1で勝利した。

 史上最高のサッカー選手の一人と広く評されるディエゴ氏は、昨年11月に60歳で死去した。(c)AFP