【12月28日 Xinhua News】中国外文出版発行事業局(中国外文局)が主催する「悟空杯」中日韓青少年漫画コンテスト2020授賞式が27日、北京会場とオンラインを組み合わせた方式で開催され、中日韓3カ国から受賞者や審査員、来賓らが出席した。

 中国外文局の杜占元(Du Zhanyuan)局長はあいさつで、中日韓3カ国の青少年が「悟空杯」をプラットフォームに、漫画を媒体として互いの文明と国情を深く理解し、学び合い、友情の青写真を描くことを期待すると述べた。

 在中国日本大使館の貴島善子公使は日中韓3カ国の文化面での交流について、悠久の歴史があり、お互いを手本にして影響し合い発展してきたと指摘。悟空杯を通して漫画分野の交流と協力が一層促進されることを期待した。

 在中国韓国大使館の金辰坤(キム・ジンゴン)公使は、世界は新型コロナの流行で大変な時期だが、漫画という媒体を通して韓中日3カ国の青少年がより良い未来を共に夢見ることができるよう願っていると述べた。

  今年のコンテストには計3600点余りの作品が集まり、うち日本の作品は168点、韓国は557点あった。審査の結果、中国の「枕中記」、日本の「てるこさん」、韓国の「ゲームプレーヤー」が、それぞれ最優秀賞の「悟空賞」を受賞した。

 授賞式後、3カ国の来賓は共同で「中日韓青少年漫画人材育成計画」をスタートさせた。これは3カ国の青少年に交流の場を提供して、彼らの夢の実現を支援し、文化クリエーティブ産業の協力に新たな機会を提供することを目的とする。(c)Xinhua News/AFPBB News