【12月28日 AFP】米疾病対策センター(CDC)は27日、新型コロナウイルス感染者に推奨している隔離期間について、無症状の場合は10日間から5日間に短縮すると発表した。

 CDCのロシェル・ワレンスキ(Rochelle Walensky)所長は「(新型ウイルス変異株の)オミクロン株が急速に広がっており、社会のあらゆる面に影響を及ぼす恐れがある」と警告し、「(隔離期間の見直しは)人々が安全に日常生活を続けられることを保証するものだ」と述べた。

 CDCは隔離期間の短縮について、新型ウイルス感染の大半が一般的に発症前の1~2日、発症後の2~3日に発生しているという「科学的根拠」に基づくものだと説明した。

 また、濃厚接触者の隔離期間も見直し、追加接種を受けた人については隔離を不要とし、10日間のマスク着用を求める。ワクチン未接種者と追加接種未完了者については隔離期間を5日間とし、その後5日間のマスク着用を求める。(c)AFP