【12月26日 Xinhua News】中国江蘇省（Jiangsu）南通市（Nantong）如東県（Rudong）東部の黄沙洋海域で16日、中国長江三峡集団傘下の中国三峡新能源（集団）が建設していた江蘇如東H10洋上風力発電プロジェクトの最後の発電機が風を受けて回転し、アジア最大の洋上風力発電所となる如東洋上風力発電所が全設備で送電を開始した。

　同発電所の総投資額は600億元（1元＝約18円）超で、洋上風力発電設備11カ所の総設備容量は330万キロワット（kW）。風力発電ユニット合計760基を設置し、完成後の年間電力供給量は約97億キロワットを見込む。

　如東県沿海は風力資源が豊富で、2002年に中国初の国家級風力発電特許権プロジェクトを誘致してからこれまでに、県内に風力発電所30カ所が建設され、総設備容量560万キロワットのうち、洋上風力発電は483万キロワットを占めている。第14次5カ年規画（2021～25年）最終期には、同県の洋上風力発電の設備容量は650万キロワットを突破する見込みで、30年には1千万キロワット級の洋上風力発電基地の完成が期待されている。(c)Xinhua News/AFPBB News