【12月24日 AFP】男子テニス、元世界ランキング1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が、来年1月17日から30日まで開催される全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)のワイルドカード(主催者推薦)を獲得した。大会主催者が23日に発表した。

 34歳のマレーは長期のけがに苦しんだ後、なかなか安定して好調を保てずにおり、現在の世界ランキングは134位まで後退している。

 しかし、2021年シーズンの終盤にはウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)4強のホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)と、ヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)のトップ10プレーヤー2人に勝利した。

 アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで行われた前週のエキシビション大会、ムバダラ・ワールド・テニス選手権(Mubadala World Tennis Championship)でも同胞のダニエル・エヴァンス(Daniel Evans)とラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を退け、好調をうかがわせた。

 全豪オープンの大会責任者を務めるクレイグ・タイリー(Craig Tiley)氏はツイッター(Twitter)の投稿で、「アンディは競技への闘志、情熱、愛情で知られている。1月にメルボルンで彼を再び迎えることを喜んでいる」とコメントした。

 マレーは2012年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2012)と2013年、2016年のウィンブルドンで頂点に立ち、これまで通算3度の四大大会(グランドスラム)優勝を経験しているが、全豪オープンでは計5度の決勝進出を果たすもタイトル獲得を逃している。(c)AFP