【12月23日 CGTN Japanese】世界初の35キロボルト・キロメーター級超電導ケーブルモデルプロジェクトの運用が22日、中国東部の上海市で正式に始まりました。これは、国内の新型送電システムの建設分野における核心技術の突破であり、中国の超電導ケーブル送電の応用が世界の先進レベルに達したことを表しています。

 同プロジェクトの所在地は上海市中心部の繁華街である徐家匯地区で、220キロボルトの変電所2基を連結し、路線の総延長は約1.2キロメートルあり、定格電流は2200アンペア、定格容量は133兆ボルトアンペアで、全路線で管路敷設工法が採用されています。現時点で世界最大の伝送容量を持つ最長距離の完全商業ベースの35キロボルト超電導ケーブルプロジェクトになります。

 超伝導送電は現在、電力業界で最も革新的な最先端技術の一つです。その原理は、零下196度の液体窒素の環境下で超電導材料の超電導特性を利用して電力伝送媒体の抵抗をゼロに近づけ、電力の消耗をゼロに近づけることで低電圧レベルの大容量送電を実現するものです。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News