【12月24日 Xinhua News】中国の福建省(Fujian)科技館と福建省英良石材自然歴史博物館は22日、同省福州市(Fuzhou)で共同記者会見を開き、中国と英国、カナダの研究チームが恐竜の胚の化石について共同研究を行ったと発表した。研究成果は国際学術誌「iScience」に掲載された。

 化石は獣脚類に属する恐竜で、7200万~6600万年前のもの。江西省(Jiangxi)贛州市(Ganzhou)の白亜紀後期の地層から完全な保存状態で発見された。頭部から尾までの長さは約27センチで、長さ17センチの卵の化石の中に入っている。体を曲げて頭を腹の方、足を両脇に置き、背中を卵の鈍端に沿って縮こまらせた姿勢は、現代の鳥のひなに似ている。歯のない短いくちばしを持つ頭骨から、オビラプトロサウルス類と判明した。(c)Xinhua News/AFPBB News