市街地にはビルが立ち並び、夜になるとネオンが輝く。川は波をたたえ、野には松風の音が響く。山を眺めて風の音に耳を澄まし、静かに花の香りを嗅ぐ。まるで桃源郷のようなこの場所は、中国北西部にある小さな都市、石河子(せきかし)市。現代的な街並みから、人と自然が一体となった風景まで、日の出から日没まで、この都市の街並みと活気を映像でお届けする。


新疆ウイグル自治区石河子市は、中国で2番目に大きい砂漠、グルバンテュンギュト砂漠の南に位置する。かつては、自然環境が劣悪で「飛鳥無栖樹(鳥が棲む樹木がない)」と言われたゴビ砂漠の荒れ地だった。70年におよぶ建設・発展により、石河子市の都市緑地面積は2680ヘクタールへと拡大し、都市化エリアの緑被率は43%に達した。市街地にある100種類以上の花や植物、230万本以上の樹木が、都市の「緑の骨格」を形成し、「ゴビ砂漠の真珠」として称えられている。2002年、石河子市は国連の「ドバイ住環境改善におけるベスト・プラクティス国際賞」を受賞した。


石河子市は砂漠のそばにある小都市だが、経済・社会発展や都市建設などで優れた成果を上げている。工業や農業など多くの業界・分野で、中国や世界のトップレベルに入っており、内陸の砂漠のそばから世界の人々に新たな姿と活気を示している。
「多くの地方を訪れたが、この都市が最も若い。そして美しさに心が奪われる…」中国の有名な詩人、艾青(がい・せい)は石河子市に詩を残し、この都市に新たなロマンを与えた。70年余りの歴史しかない若い町だが、急速な発展により日進月歩しており、碁盤の目状に計画された都市には、工業団地や商業サービスエリア、文化教育エリア、住居エリア、公園・広場などが点在し、美しく整備されている。美しい外観と気品ある内面性。この言葉は石河子市の未来の魅力をイメージしている。


力強さと美しさを兼ね備えた優雅な山河を満喫し、街角で温かい人情を感じ、都市の活力と包摂性を体感し、ロマンチックな詩情を味わう…。石河子市はゆったりした生活リズムの中、至る所で生気と活力を放出している。この若々しい都市は独自の発展の道を歩んでおり、人々は都市の発展により、さらなる幸福感と満足感を得ている。
春には花見や散策、夏には桃や瓜の収穫をし、秋には豊作の風景、冬には雪に覆われた崖を眺める。独特な美しさを持つこの都市は、親しみやすく包容的な姿で、世界各地の人々を引きつけ、探索と発見の旅に招待している。