【12月25日 AFP】交通事故で後ろ脚がまひした犬のルーシーが、手作りの車いすで再び動き回れるようになった──。

 車いすは、パレスチナ自治区ガザ市(Gaza City)の動物保護施設「Sulala Society for Animal Care」を父親と共に運営するサイード・アエル(Saed al-Aer)さんが作った。子ども用自転車の部品を再利用した。

 アエルさんは、施設には他にも体の不自由な犬がいるが、ガザ地区(Gaza Strip)には動物義肢の専門機関がないため、今後も同様の装具を犬たちに与えていきたいと言う。

 施設の活動目的については、野良犬の増加を食い止めながら、毒殺など虐待のおそれがある路上から犬たちを救いだすことだと話した。

 映像は16日撮影。(c)AFP