【12月22日 Xinhua News】中国外交部の趙立堅（Zhao Lijian）報道官は21日、米国が国内法に基づき、いわゆる新疆ウイグル自治区の人権問題を口実に中国高官4人に行った違法な制裁の対抗措置として、米側4人への制裁を行うと発表した。

　中国の制裁を受けるのは、米国際宗教自由委員会（USCIRF）のナディーン・マエンツァ（Nadine　Maenza）委員長、ヌリー・ターケル（Nury　Turkel）副委員長、アヌリマ・バルガバ（Anurima　Bhargava）委員、ジェイムス・カー（James　W・Carr）委員。4人は中国（大陸部と香港、マカオを含む）への入国が禁止され、中国にある財産も凍結される。さらに、中国の公民や機関との取引も禁止される。

　趙報道官は次のように強調した。米国の関連行為は中国の内政に重大に干渉し、国際関係の基本準則に甚だしく違反しており、中米関係を重大に損なっている。中国はこれに断固反対し、強く非難する。米国のこうした誤った行為に対し、中国は反外国制裁法に基づき、対等に対抗することを決定した。指摘しなければならないのは、新疆のことは完全に中国の内政であり、米国には横暴に干渉する権利も資格もない。米国はいわゆる制裁を撤回し、新疆のことと中国の内政への干渉をやめるべきだ。中国は情勢の推移に応じてさらなる対応措置を取る。(c)Xinhua News/AFPBB News