【12月21日 AFP】昨年6月にハンドサイクルのレース事故に遭ったパラリンピック金メダリストで、元フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)ドライバーのアレックス・ザナルディ(Alex Zanardi)が、自宅に戻ってリハビリを続けていると、妻のダニエラ(Daniela Zanardi)さんが20日に明らかにした。

 55歳のザナルディは、イタリア・トスカーナ(Tuscany)州で開催されたハンドサイクルのロードレースでトラックと衝突し、頭部に重傷を負った。その後、頭部と顔の再建手術を受け、約1年前に自宅近くのパドバ(Padua)の病院に移っていた。

 ダニエラさんはザナルディがアンバサダーを務めるBMWが伝えたインタビューで、「アレックスは数週間前に退院し、今は自宅で私たちと一緒にいる」と明かし、「長期の入院生活を過ごしてきた彼にとって、家族の元や慣れ親しんだ環境に戻ることが重要」と語った。

 さらに「リハビリは長いプロセスになる。もちろん乗り越えなくてはならないことは残っているし、それは今後も生まれるかもしれない」とし、「一歩前進するには二歩後退しなければならないときもある。それでもアレックスは、これから何度でも本物のファイターであることを示してみせる」と強調した。

 ザナルディは2001年、ドイツのラウジッツリンク(Lausitzring)で起きたレース中の事故で両脚を切断。その後はパラリンピック界屈指のアスリートとして活躍するようになり、2012年のロンドン大会と2016年のリオデジャネイロ大会では、それぞれ2個の金メダルに輝いた。(c)AFP