100枚目の千トン級「積み木」が載った! 深セン・中山間の大橋建設で
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【12月25日 CGTN Japanese】中国の広東・香港・マカオグレーターベイエリアのスーパープロジェクトと呼ばれる「深中通路」の海上区間の非通航アーチ橋は19日午後、100枚目の箱桁の架設を終え、両側の橋面の長さは8550メートルに達しました。
今回架設されたスチール製箱桁は長さ133メートル、幅20メートル、高さ4メートルで、重さは乗用車約1000台に相当する1780トンに上ります。「深中大橋」とも呼ばれる深中通路は、広東省(Guangdong)の深セン市(Shenzhen)と中山市(Zhongshan)を結ぶ建設中の大橋で、全長は約24キロ。うち橋梁工事の長さは約17キロ、海上区間の非通航アーチ橋の長さは約11.4キロで、スチール製の箱桁138枚、コンクリート製箱桁155枚を架設する必要があります。今年4月に最初のスチール製箱桁を架設して以来、これまでにスチール製箱桁51枚、コンクリート製箱桁49枚の計100枚の架設を終えました。来年10月には残りの箱桁の架設が完了し、橋面の付属工事に向けた重要な基盤を築き上げます。
深中通路は2024年に開通する見込みで、開通後は深センから中山までの所要時間はわずか30分となり、広東省西部の人々が深センまで虎門大橋を経由しなければならないという歴史を一変させ、虎門大橋の長期的な渋滞の改善につながります。深センと中山はいわゆる「30分生活交通圏」に入り、広東・香港・マカオグレーターベイエリア都市群の人文・物流・経済・文化などの分野における急速な発展および交通面のコネクティビティー(相互連結)が促されます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News