【12月25日 CGTN Japanese】中国中部の江西省(Jiangxi)に位置する中国最大の淡水湖・鄱陽湖は現在、渇水期にあり、湖に生息するスナメリは皆、湖の主要航路に集まっており、越冬のための渡り鳥の飛来により、スナメリと鳥が餌を奪い合うシーンが見られます。 

 鄱陽湖都昌県老爺廟水域では18日、スナメリが時おり水中から飛び上がっていました。スナメリが魚を追いかけて捕食しているのを発見すると、ユリカモメは大声で仲間を呼び、スナメリを取り囲みます。こんなスナメリと鳥が餌を奪い合うシーンが次々と上演されています。 

 調査によりますと、鄱陽湖の都昌水域で活発に活動するスナメリの個体群が観測されています。渇水期になると、スナメリは鄱陽湖の中心水域や主要航路、その他の水深の深い水域に集中し、都昌水域の範囲内だけで200頭以上のスナメリが観測されており、鄱陽湖に生息するスナメリの数は着実に増加する勢いを見せています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News