【12月21日 People’s Daily】「今、ここは住みやすく働きやすく、毎日エコな発展の恩恵を享受しています」。中国江蘇省(Jiangsu)無錫市(Wuxi)梁溪区(Liangxi)に住む李楠(Li Nan)さんは最近、一新した旧市街地に戻ってきた。以前、李さんは旧市街地の生活環境が不満で郊外に引っ越し、そこで働いていた。

 旧市街地再開発パイロット地区として、無錫市梁溪区では近年多くの措置が取られ、旧市街地ではエコでローカーボンな発展が推進されている。

 再開発後、梁溪区の旧市街地の道路は清潔になり、建物も現代的になり、地区を横切る運河の水質も良くなって、住民の満足度は上がっている。同時に、同地区ではエコでローカーボンな産業と現代的サービス業の発展に力を入れており、Eコマースやデジタル経済、文化と観光の融合など新しい産業やビジネスモデルがどんどん生まれている。

 旧市街地の再開発を推進していく過程で、従来型の塗装やメッキ、化学工業などエネルギー消費や環境への影響が大きい産業はエコでローカーボンな産業に取って代わられた。「私たちはカーボンピークアウト・カーボンニュートラルという目標のもと、旧市街地の環境がもつキャパシティーを基準に、汚染物質を厳格にコントロールし、生産性あるサービス業を発展させ、産業の質が高くローカーボンな発展を推し進めたのです」と、梁溪区生態環境局の王樹(Wang Shu)副局長は言った。

 エコでローカーボンな発展は、科学リソースの配置やスマート管理と不可分である。梁溪区は産業と市街地の融合したモデル地区を造り、ビジネスエリアと消費エリアを一体化し、生活エリアがビジネスエリアの周辺に散在するように設計した。市街地のレイアウトは無駄なくまとまり、通勤時間と距離は大きく短縮され、交通渋滞は緩和し、空気汚染は減った。梁溪区は5G技術や高度な観測設備を利用し、同地区の150ある河川の汚水排出に対してコントロールを行っている。

 梁溪区は循環型経済モデルを利用し、環境汚染を減少させた。揚命街道には企業が集まっているが、汚染企業が立ち退いた後の区画には生態系修復後にビッグデータ保存センターが建てられた。同センター自体では汚染物質の排出はないが、大量の冷却水を必要とし、少なからぬ電気を消耗する。「汚染水処理工場と協力して、そこから排出される比較的低温度の水を利用し、ビッグデータ保存センターの冷却に充てています。冷却に使った高温のお湯は、ヒートポンプ技術を利用してセンター内の室温管理に利用し、エネルギーの節約をしています」と、揚命街道事務室の王超(Wang Chao)副主任は言う。

 環境観測データによれば、2018年から現在まで、梁溪区のPM2.5の年間平均濃度は1立方メートル当たり45マイクログラムだったが、27.8マイクログラムまで下がり、38.2%の下げ幅となった。空気が良い日の比率は66.6%から80%に増えた。全区147河川における172の断面の調査では、水質が優良の基準を満たす断面が3から70に増加し、汚れた河川は見られなくなった。(c)People’s Daily/AFPBB News