【12月19日 AFP】21-22イタリア・セリエAは18日、第18節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)はアウェーでボローニャ(Bologna FC)に2-0で勝利。ASローマ(AS Roma)も敵地でアタランタ(Atalanta)を4-1で下し、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)の出場権争いが激化した。

 前半にアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)、後半にフアン・クアドラド(Juan Cuadrado)が得点したユベントスは、ローマと共に4位との差を5ポイントとした。

 ボローニャの本拠地では上位勢が苦戦しており、この日は試合を通じてピッチが霧に包まれたが、マッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督率いるユベントスは、粘り強いパフォーマンスで勝ち点3を持ち帰った。

 17日にUSサレルニターナ1919(US Salernitana 1919)に5-0で快勝した首位インテル(Inter Milan)に12ポイント離されているため、今季のリーグ優勝は絶望視されているものの、ユベントスは欧州最大の舞台の出場権を得るために戦っている。

 19日の夜には、負傷者が相次ぐナポリ(SSC Napoli)とACミラン(AC Milan)の上位直接対決が控えており、この結果によってユベントスとチャンピオンズリーグまでの距離が明確になる。

 ルチアーノ・スパレッティ(Luciano Spalletti)監督率いるナポリは、アタランタと1ポイント差の4位につけているが、敵地でミランに勝利すれば2位に浮上する。

 敵地ベルガモ(Bergamo)で開始1分もたたずして先制点を挙げたローマのイングランド代表FWタミー・アブラハム(Tammy Abraham)は、終盤にも加点して今季リーグ戦の得点数を6に伸ばし、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督がセリエAに復帰してから最も重要な勝利をプレゼントした。

 ニコロ・ザニオーロ(Nicolo Zaniolo)がリーグ戦では昨年7月以来の得点を記録し、クリス・スモーリング(Chris Smalling)もゴールネットを揺らしたローマは、優勝争いに食い込みつつあったアタランタの連勝を止め、今季上位勢から初勝利を挙げた。

 ジャン・ピエロ・ガスペリーニ(Gian Piero Gasperini)監督が指揮するアタランタは、ボール支配率が30パーセントに届かず、CKも0本だったローマに枠内シュート5本で4点を奪われ、首位インテルと6ポイント差となった。(c)AFP/Terry DALEY