【12月18日 AFP】今年フィリピンを襲ったものとしては最強の台風22号(アジア名:ライ、Rai)で、当局は18日、少なくとも33人が死亡したと明らかにした。

 中部の西ネグロス(Negros Occidental)州で、13人の死亡が新たに確認された。大半は水死だった。洪水が発生した地域では50人が行方不明となっている。同州当局者はAFPに対し、15日から避難を呼びかけていたが、ためらう住民が多かったと語った。

 南部・中部では30万人以上が避難した。多くの地域で通信や電気が遮断された他、家屋の屋根が飛ぶなどの被害が出た。(c)AFP