【12月18日 AFP】米国で17日、人気動画投稿アプリ「ティックトック(TikTok)」上に学校銃撃予告の情報が出回ったことを受け、各地の学校が保護者に注意を喚起した。米連邦捜査局(FBI)は、この情報について捜査していると発表した。

 ティックトックなどのSNSでは、17日に全米各地の学校で一斉に銃撃や爆弾攻撃を実行する「学校銃撃チャレンジ」を話題にした動画が拡散。だが、学校区や警察当局はこの情報の信ぴょう性は低いとみている。ティックトックは、調査の結果、投稿されていた動画はすべて、この情報をうわさとして紹介するもので、実際に犯行を予告する動画は見つからなかったと説明した。

 しかし、米国では銃乱射事件が相次いでおり、先月末にも中西部ミシガン州オックスフォード(Oxford)の高校で生徒4人が死亡する銃撃事件が起きていたことから、多くの学校が保護者への通知を行った。

 子どもの間で人気のあるティックトックは以前から、人々に危険行為や有害行為、違法行為をけしかける動画の投稿を容認しているとして批判されてきた。米国では今年、学校のトイレ設備を壊す様子を撮影し、他の生徒にも同じ動画を投稿するよう促す行為が流行。被害は軽微なものが大半だったが、各地の学校で設備が破壊される事態となった。(c)AFP