【12月19日 Xinhua News】中国国家統計局の新疆調査総隊が発表した新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)の今年の綿花生産量は512万9千トンで、全国の89・5%を占めた。同自治区の綿花総生産量や単位当たり収穫量は、20数年連続で全国首位を維持している。

 統計部門は衛星リモートセンシング画像と地上サンプル調査を踏まえ、同自治区の今年の綿花作付面積を3759万2600ムー(約250万6千ヘクタール)と確定。作付面積は全国の約82・8%を占めた。1ムー(約667平方メートル)当たりの収穫量は136・43キロと全国平均を10・26キロ上回った。

 新疆ウイグル自治区産の綿花は、独特な日照条件が高い品質を生み出している。中国は1990年代以降、綿花栽培の中心を黄河流域から新疆に移した。同自治区は現在、中国最大の綿花産地だけでなく、世界の重要な綿花産地にもなっている。綿花栽培は同自治区の基幹産業となっており、近代化農業技術の幅広い応用により、生産レベルが効果的に向上している。(c)Xinhua News/AFPBB News