【12月17日 Xinhua News】中国がウガンダに提供する食糧援助物資の受け渡し式がこのほど、国連世界食糧計画(WFP)ウガンダ事務所で開かれた。

 中国政府は2月、ウガンダへの食糧援助について、WFPと協定を締結。14日に受け渡した援助物資はWFPがウガンダ北東部のカラモジャ地方で実施している学校給食プロジェクトを支援し、新型コロナウイルス対策で学校が閉鎖された小中学生に「持ち帰り用の食糧」を提供するために使われる。

 WFPの駐ウガンダ代表は受け渡し式で、中国によるWFPへの支援をたたえ、教育が弱者コミュニティーの修復と生活再建の重要な手段だとし、WFPが中国の寄贈により、学校閉鎖の中でも子どもへの食糧提供が持続でき、学校給食プロジェクトによって通学を奨励できると評価した。

 中国の張利忠(Zhang Lizhong)駐ウガンダ大使は、同プロジェクトが中国やウガンダ、国際機関による食糧安全協力の強化とパートナーシップ確立の手本となると指摘。中国がウガンダの将来の労働力に対する支援に尽力し、WFPとの協力を重視するとともに、ウガンダと共に貧困削減と食糧安全保障に関する新たな措置をさらに模索し、ウガンダ政府による社会経済構造転換の推進、国民の幸福増進に利便性を提供すると述べた。

 中国政府が2017年にWFPウガンダ事務所を通じ、同国に実施した食糧援助により、カラモジャ地方では小中学生を中心に20万人以上が恩恵を受けた。(c)Xinhua News/AFPBB News