【12月16日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で史上最多となる通算8度目の年間王者を逃したメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が15日、ウィンザー城(Windsor Castle)でチャールズ皇太子(Prince Charles)からナイト(Knight Bachelor)の称号を授与された。

 ミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏が持っていたGP最多優勝記録を更新し、7度の総合優勝に肩を並べた36歳のハミルトンは、モータースポーツ界への貢献が認められ、昨年末に発表された新年叙勲者リストに名を連ねていた。

 ハミルトンは12日、今季最終第22戦アブダビGP(Abu Dhabi Grand Prix 2021)決勝の最終ラップで、1年間総合首位を争ったレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)にオーバーテークされてタイトルを譲った。

 この日ハミルトンは、母親のカーメン・ロックハート(Carmen Lockhart)さんと式典に出席し、城の中庭で行われた記念撮影では満面の笑みを浮かべたが、式典後は報道陣に対応しなかった。

 F1ドライバーでナイトの称号を授与されたのは、オーストラリア人のジャック・ブラバム(Jack Brabham)氏、英国人のスターリング・モス(Stirling Moss)氏とジャッキー・スチュワート(Jackie Stewart)氏に続いて4人目で、現役としては初めてとなった。(c)AFP