【12月14日 CGTN Japanese】中国北部の水不足を解消するため南部の水を北部に送る「南水北調」プロジェクトの東部・中央ルート第1期の全面運用が開始されてから7年が経ちました。これまでに累計でおよそ494億立方メートルの水が北部へと送水され、北部の水不足を根本から緩和させました。

「南水北調」プロジェクトによって、河南省(Henan)、河北省(Hebei)、北京市、天津市(Tianjin)、江蘇省(Jiangsu)、安徽省(Anhui)、山東省(Shandong)の7つの省と直轄市のおよそ1億4000万人が恩恵を受けています。第1期の全面運用の開始は、受水地域だけではなく、その周辺の河川や湖への安定した水資源の補給にもつながり、多くの河川や湖が長年の干ばつ・渇水から次第に回復し、改善へ向かっているということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News