【12月14日 AFP】21-22イタリア・セリエAは13日、第17節の試合が行われ、ASローマ(AS Roma)はスペツィア(Spezia)を2-0で下して短いスランプに終止符を打ち、欧州カップ戦の出場権争いに踏みとどまった。

 2節前からボローニャ(Bologna FC)と王者インテル(Inter Milan)に連敗を喫していたローマだったが、この日はCKからクリス・スモーリング(Chris Smalling)とロジェール・イバニェス(Roger Ibanez)が前半と後半にそれぞれゴールを決め、軌道修正に成功した。

 勝ち点を28に伸ばしたローマは6位に浮上し、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2022-23)予選の出場権が与えられる5位フィオレンティーナ(Fiorentina)に2ポイント差と迫っている。7位ユベントス(Juventus)とは勝ち点で並んでいる。

 しかし、4位ナポリ(SSC Napoli)には8ポイント差をつけられ、本来の目標である欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)出場にはまだ距離がある。

 この日は何人かの主力を欠く中で、納得のいくパフォーマンスを見せられなかったローマのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、伊スカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)に「きのうはコーナーの練習に25分を割いたからゴールには満足している」とコメントした。

「結果についても満足しているが、プレーの内容は気に入らなかった。2点をリードしていたときでさえ、試合が決まった感じはしなかった」 (c)AFP