【12月16日 Xinhua News】中国工業・情報化部はこのほど、「第14次5カ年規画(十四五、2021~25年)期間のビッグデータ産業発展計画」を発表した。2025年までに中国ビッグデータ産業の規模を3兆元(1元=約18元)に到達させ、約25%の複合年間成長率を維持し、革新力が強く、付加価値が高く、自主・制御可能な近代的ビッグデータ産業体系をほぼ構築するとの方針を示した。

 同計画によると、「十四五」期間は中国が製造強国、インターネット強国、デジタル中国の建設を加速させる重要な時期だ。ビッグデータ産業の発展に新たなより高い要求が提起され、同産業は集積・革新、急速な発展、高度な応用、構造の最適化という新たな段階に入る。二つ目の5カ年ビッグデータ産業発展計画を作成する目的は、中国ビッグデータ産業の質の高い発展を推進することにある。

 同計画は、「十四五」期間のビッグデータ産業の発展推進に向けた全体構想として、データ要素の価値を引き出すことを方向性とし、「価値の主導、基礎の先行、系統的推進、融合・革新、安全・発展、開放・協力」という原則に基づき、産業発展の土台固めをめぐり、質の高いデータ資源、ハイレベルな技術革新、インフラの効率化の推進に力を入れると明確にした。安定的かつ効率的な産業チェーンの構築をめぐり、産業の供給能力と業界の促進効果の向上に力を入れ、発展と安全を統一的に計画し、自主・制御可能、開放的かつ協力的な産業生態を構築するとした。(c)Xinhua News/AFPBB News