【12月14日 People’s Daily】2021世界製造業大会(WMC)が11月19日から22日にかけて、中国安徽省(Anhui)合肥市(Hefei)で開催された。今回の展示エリアの総面積は4万3000平方メートルで、製造業の新モデル、新業態、新技術、新製品などの新たな成果を集中的に展示した。

 出展した400社余りの企業の中には、新興産業のトップ企業もあれば、業界細分化された分野の「隠れたチャンピオン」企業もある。中国国際輸入博覧会(CIIE、輸入博)の波及効果を受け、輸入博と世界制造業大会を途切れなくつなげるため、今回は特に輸入博に参加した国際的に有名な企業の出展を組織した。

「スマートフォンの画面だけでなく、パソコンの画面も折りたたむことができるようになった」。六安市(Liu’an)から来た見学者の劉浩(Liu Hao)氏は携帯で嬉しそうに聯宝科技会社(LCFC)のブースで見た画面折りたたみ式ノートパソコンの素晴らしさを友人たちに伝えた。聯宝科技公共事務ディレクターの銭莉(Qian Li)氏は、「折りたたみ式ディスプレーの運用は、主に外出時に携帯できるようにするためだ。仕事や生活の中で、ユーザーは必要に応じてモードを切り替えることができる」と述べた。

 AIブースでは、囲碁を打つゲームロボットが後を絶たない来場者を集めた。

「このロボットのAIエンジンは強化学習されており、プロ9段のレベルに達した」。科大訊飛(iFLYTEK)アルゴリズム研究員の黄潔(Huang Jie)氏によると、このロボットは囲碁の訓練分野に応用でき、的確に棋士の囲碁戦略を訓練できるという。訓練の過程で、多くの補助情報を提供し、プロ棋士に考えをさらに開拓させることができる。「ロボットとのふれあいはより多くの青少年に囲碁文化を体験させることができる」と、黄研究員は述べた。

 会場では、非接触型(コンタクトレス)スマートガスコンロが注目を集めた。安徽省東超科技会社(EASPEED)従業員の耿徳学(Geng Dexue)氏によると、このガスコンロには実ボタンがなく、インタラクティブな空中結像技術により、レンジフードのボタンを空中結像することで、油汚れを効果的に遮断できるという。「われわれが独自に開発したインタラクティブな空中結像技術は、すでに医療分野などに応用されている。今年初めには、安徽省の多くの病院で、空中結像無接触医療自動機が導入された」と、耿氏は述べた。

 量子コンピューティング、ハイエンド新エネルギー車(NEV)、第6世代フレキシブルディスプレー、フルカラーレーザーなど多数の先端技術や製品も大会期間中に華やかに披露された。

 製造業大会は製品を展示しただけでなく、注文と利益ももたらした。

 今年8月、江蘇省(Jiangsu)常州市(Changzhou)の中創新航科技会社(CALB)は合肥市長豊県(Changfeng)と提携し、総投資額は200億元(約3580億円)以上に達した。「今回の大会で、われわれは合肥市と中創新航合肥産業基地拡張プロジェクトに調印した」と、同社プロジェクトディレクターの彭丹麗(Peng Danli)氏は述べた。

 大会プロジェクトチーム責任者で、安徽省商務庁開発区の張弘強(Zhang Hongqiang)処長によると、今年10月末までに、第1〜3回の世界製造業大会の契約プロジェクトのうち、1643件が登録され、1518件が建設に着手した。プロジェクトの登録率は93.8%、稼働率は86.6%、投資額は6621億6千万元(約11兆8600億円)に達した。(c)People’s Daily/AFPBB News