■検索すると「大虐殺の情報ばかり」

 同ブランドの創業者の一人、イゾルデ・シムウェ(Ysolde Shimwe)さんは、自分たちのような若い世代のデザイナーは懸命に国のイメージを変えようとしていると話した。少数派ツチ(Tutsi)人を中心に80万人以上が殺害された1994年のルワンダ大虐殺から、今年で27年になる。

「10年前は、ルワンダについてインターネットで検索すると、出てくるのは大虐殺や互いに殺し合う人々、飢えに苦しむ子どもたちといった情報ばかりでした」とシムウェさんはAFPに話した。

「この国のデザイナーとして、私たちはルワンダについての話、特にルワンダに対する見方を変えるのに貢献しつつあります。この国にあるのは歴史的な背景だけではないのですから」 (c)AFP/Marion DOUET