【12月12日 AFP】21-22イングランド・プレミアリーグは11日、第16節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)はモハメド・サラー(Mohamed Salah)が唯一の得点を挙げ、アンフィールド(Anfield)に帰還したスティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)監督率いるアストン・ビラ(Aston Villa)に1-0で勝利した。

 選手としても指導者としても初めて古巣と対戦した元リバプール主将のジェラード監督は、敵地で控えめな歓迎を受けた。

 ビラは試合の大部分で圧倒されたものの、粘り強いディフェンスやGKエミリアーノ・マルティネス(Emiliano Martinez)の好セーブ、そして前半に2度あったリバプールのPKアピールを退けた主審の判断もあって試合に踏みとどまった。

 それでもビラは、残り約25分でタイロン・ミングス(Tyrone Mings)がサラーを引き倒してPKを献上。サラーはこれを決めて、今季公式戦22試合で21点目を挙げてチームを勝利に導き、首位マンチェスター・シティ(Manchester City)との勝ち点1差を守った。

 シティは早い時間帯の試合で、10人になったウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)を相手に1-0で勝利。ラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)がPKから決めたリーグ戦通算100点目が決勝弾となった。

 一方でチェルシー(Chelsea)は、3-2でリーズ・ユナイテッド(Leeds United)から逆転勝ちを収めた。先制された後、ハーフタイムを前にメイソン・マウント(Mason Mount)のゴールで同点に追いつくと、後半にはジョルジーニョ(Jorge Luiz Frello Filho‘Jorginho‘)のPKで勝ち越した。

 その後、再びリーズに同点とされたものの、終盤に再びジョルジーニョがPKを蹴り込んだチェルシーは、タイトル争いに響くリーグ戦ここ6試合で4度目となるつまずきを回避した。

 また、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)も残り15分でクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が蹴ったPKと好セーブを連発したGKダビド・デ・ヘア(David de Gea)の活躍で、ノリッジ・シティ(Norwich City)を1-0で下した。これでユナイテッドは、ラルフ・ラングニック(Ralf Rangnick)暫定監督の下でリーグ戦2連勝となった。

 アーセナル(Arsenal)はアレクサンドレ・ラカゼット(Alexandre Lacazette)、マルティン・ウーデゴール(Martin Odegaard)、ガブリエウ(Gabriel Magalhaes)が得点し、3-0でサウサンプトン(Southampton FC)に快勝した。(c)AFP