【12月12日 CNS】昨年7月、中国人力資源・社会保障省は国家市場監督管理総局などの部門と共同で、数種の新しい職業を正式に発表した。その中にはWebマーケターも含まれている。Webマーケターを、プロダクトコンシェルジュ、ライブ配信販売員、動画制作普及員、プラットフォーム管理員の4職種に細分化した。

 中国人力資源・社会保障部の職員によると、商品市場分野では、ショート動画、ライブコマースなどのネットマーケティング業界の台頭に伴い、「Webマーケター」が現れた。この業界がカバーするユーザー規模は8億人以上に達し、従業員数は毎月8.8%のペースで急速に伸びている。多くの中小零細企業もネット直販方式によって活気を取り戻し、直接もたらした売買成立額は1千億元(約1兆7800億円)に達している。

 とはいえ、ライブコマースが発展している間は、混沌している。辛巴(Xin Ba、ハンドルネーム)さんの「偽ツバメの巣」事件から、最近の雪莉(Xue Li、ハンドルネーム)さんの脱税で6555万元(約11億6791万円)以上の罰金を科されたことに至るまで、「Webマーケター」の様々な乱雑さもこの新興職業に対する疑問の声を引き起こす要因となっている。

 独占禁止と不正競争防止を強化するため、中国政府は最近、インターネットに対する監督・管理の力を強化した。資本やECプラットフォームへの規制に加え、販売促進パーソナリティーなどに関わる従業員への規制も対象範囲に組み入れた。中国人力資源・社会保障省は中央国家インターネット情報弁公室、国家放送テレビ総局が共同で制定したWebマーケターの国家職業技能基準も、これに呼応している。

 関連定義によると、Webマーケターとはデジタル化された情報プラットフォーム上で、インターネットの相互性や宣伝力を活用し、企業製品のマーケティングを推進する人だという。Webマーケターには中学卒業(または相当の学歴)が要求され、5級/初級、4級/中級、3級/高級、2級/技師、1級/高級技師の5段階を設けている。

 Webマーケターの4職種にも、それぞれの基準がある。例えば、プロダクトコンシェルジュ、ライブ配信販売員、動画制作普及員、この3職種は5級/初級、4級/中級、3級/高級、2級/技師、1級/高級技師の5段階を設けている。プラットフォーム管理員には5級/初級、4級/中級、3級/高級の3段階がある。

 では、薇婭(Wei Ya、ハンドルネーム)さんや李佳琦(Li Jiaqi)さんのようなトップキャスターは、そのまま「高級技師」に昇進できるのだろうか。実際、関連審査はそう簡単ではない。「高級技師」になるのは、2級/技師の職業資格を取得することが前提となる以外に、関連職業経歴や正規の訓練を受けることなども前提となっている。また、認定を受けるためには、理論知識試験や技能試験、総合審査などが必要となる。

 Webマーケターの国家職業技能基準には、職業規則も含まれている。この規則は、従事者が法律法規を遵守し、誠実で信義を重んじ、役割を務め通し、勇敢に革新し、業務を研究し、チームで協力し、品質を厳しく管理し、情熱的なサービスを提供することを明確に要求されている。これらの基準の導入は、関連業界の健全な発展をさらに促進すると信じている。(c)CNS/JCM/AFPBB News