【12月11日 Xinhua News】中国北京市通州区台湖鎮の水南村近くにある約2平方キロの農地に現在、珍しい客が訪れている。案内をしている愛鳥家のボランティア、郝建国(Hao Jianguo)さんは「ノガン3羽が滞在中で、写真を撮りに来るバードウオッチャーも多い」と語る。

 ノガンは渡り鳥で、主に広大な平原や草地、半砂漠地帯に生息。川や湖のほとりにも姿を見せ、植物の若葉や新芽、昆虫、カエルなどを食べる。中国の国家1級保護動物に指定されており、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでもジャイアントパンダと同等の「危急種(VU)」に分類されている。

 同市園林緑化局野生動植物・湿地保護処の張志明(Zhang Zhiming)処長は、秋から冬にかけて渡り鳥の移動のピークを迎え、市内で見られる鳥の数が次第に増えていると話した。ノガンのほか、ナベコウ、ハクチョウ、オシドリ、サカツラガンなども北京で越冬するという。専門家は過去の記録と現在の観察データを分析し、市内に今冬、約300万羽の渡り鳥がいると推定している。(c)Xinhua News/AFPBB News