【12月9日 AFP】オーストリア政府は8日、首都ウィーンで毎年開催されている「オペラ座舞踏会(Opera Ball)」について、新型コロナウイルスの流行を理由に来年2月も中止すると発表した。2年連続。

 アンドレア・マイヤー(Andrea Mayer)芸術・文化・公務・スポーツ副大臣は、今月12日からロックダウン(都市封鎖)の一部解除を始めたばかりで、2022年2月24日に舞踏会を開催すると「誤った合図」を送ることになると説明した。

 同氏はオーストリア通信(APA)に対し「オペラ座舞踏会は特に、ソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)が不可能なイベントだ」と述べた。

 オペラ座舞踏会は同国の主要な文化行事の一つで、政財界のエリートの他、国外の著名人も参加する。今年2月も新型ウイルスの流行を理由に中止されている。中止されたのは湾岸戦争(Gulf War)が起こった1991年以来だった。(c)AFP