男子ゴルフのオルセン被告に無罪判決、機内での性的暴行事件
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【12月9日 AFP】2019年に機内で酒に酔い、性的暴行などを加えた罪に問われていた男子ゴルフのトービヨン・オルセン(Thorbjorn Olesen、デンマーク)被告(31)に対し、英ロンドンの裁判所は8日、無罪判決を言い渡した。
判決を受け、人目をはばからず涙を流したオルセン被告は、「2019年7月29日に米メンフィス(Memphis)発ロンドン行きの飛行機に搭乗し、私の行為の影響を受けた全ての人たちに心から謝罪したい。離陸後の記憶は全くないが、裁判で説明された自分の行動を本当に恥ずかしく思う」と陳謝した。
パートナーが購入した、処方箋がないと手に入らない薬を飲んだ後、「からくり人形」のような状態となり、体の制御を失ったといい、「自分の行動は飲んだことのなかった強い睡眠薬を服用したことが原因だった。薬を飲んだ唯一の目的は、タイトな日程で消耗していたので、機内で確実に眠ることにあった」と説明した。
裁判では、オルセン被告が逮捕後にナイキ(Nike)やBMW、ロレックス(Rolex)、タイトリスト(Titleist)との巨額のスポンサー契約を失い、欧州男子ツアー(PGA European Tour、現DPワールドツアー<DP World Tour>)から出場停止処分を受けたことも明らかになった。
オルセン被告は「自分の過ちでとてつもなく高い代償を支払った。この事件は私個人や家族、そしてキャリアにも壊滅的な影響を与えた」と述べ、「この2年間私を支えてくれた全ての人たち、そして2020年に復帰させてくれた欧州男子ツアーに感謝する。犯した過ちから学んだ。二度と同じような状況に身を置くことはない」と語った。
オルセン被告は第42回ライダーカップ(The 42nd Ryder Cup)欧州選抜の優勝メンバーで、欧州ツアー通算5勝を誇る。裁判の結果が出るまでの間は一時的に出場停止処分が解除されていたが、事件当時62位だった世界ランキングは現在400位圏外まで落ちている。(c)AFP