【12月8日 AFP】ドイツ議会は8日、アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)氏(67)の後任として、社会民主党(SPD)のオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)氏(63)を首相に選出した。欧州一の経済大国ドイツは、16年続いた保守政権から中道左派政権へと移行する。

 前政権で財務相を務めたショルツ氏は、人気の高いメルケル氏の政策を幅広く「継続」することを約束し、より環境に優しく、より公平なドイツを目指すとしている。

 SPD、緑の党(Greens)、自由民主党(FDP)の3党による連立政権は、二酸化炭素(CO2)排出量の削減、老朽化したデジタルインフラの整備、国籍法の近代化、最低賃金の引き上げ、世界でも数少ないマリフアナ合法化などを掲げている。(c)AFP/Deborah COLE