【12月8日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)は7日、グループB第6節が各地で行われ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)はアウェーでFCポルト(FC Porto)を3-1で下し、逆転で決勝トーナメント進出を決めた。

 ベスト16に進むには勝利が必要だったアトレティコは、3枚のレッドカードが飛び交う荒れた一戦をしっかりとものにした。

 アントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)の得点で56分に先制したアトレティコだったが、相手選手を押し倒したとしてヤニック・フェレイラ・カラスコ(Yannick Ferreira Carrasco)にレッドカードが提示され、1人少ない状況になった。

 その後は荒れた展開となり、ポルトもマテウス・クーニャ(Matheus Cunha)の首に肘打ちをしたベンデル(Wendell Nascimento Borges)が退場になって10人になると、さらにベンチのGKアグスティン・マルケシン(Agustin Marchesin)にもレッドカードが出された。

 決勝トーナメントに進むには追いつく必要があったポルトが前のめりになる中、アトレティコはアンヘル・コレア(Angel Correa)が90分にネットを揺らすと、後半アディショナルタイムにはロドリゴ・デ・パウル(Rodrigo de Paul)が追加点をマーク。ポルトの反撃をセルジオ・オリベイラ(Sergio Oliveira)のPKだけに抑えた。

 これでアトレティコはリバプール(Liverpool FC)に次ぐ組2位での16強入りが確定した。

 同日リバプール(Liverpool FC)は敵地でACミラン(AC Milan)に2-1で勝利。主力選手を温存し、実質リザーブチームながらミランを下したリバプールはグループステージを全勝で終え、アトレティコに11ポイントの大差をつけた。

 一方、2013-14シーズン以来のチャンピオンズリーグ出場だったミランは、グループ最下位に終わった。3位のポルトはヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2021-22)に回ることになった。(c)AFP