【12月7日 AFP】(更新)中国は7日、米国が中国の人権侵害を問題視し、北京冬季五輪の外交的ボイコットを発表したことについて、「代償を払うことになる」と警告した。

 米政権は中国が新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)でジェノサイド(集団殺害)を行っていると訴え、来年2月に開幕する北京五輪でどういった姿勢を取るべきか、何か月にもわたり協議を続けていた。外交的ボイコットにより、政府関係者は出席しないが、選手は派遣される。

 今回の発表に、中国政府は激しく反発。外務省の趙立堅(Zhao Lijian)報道官は定例会見で、米国は「誤った行為の代償を払うことになる」と述べて、何らかの対抗措置を取る構えを示した。その上で、記者らに「続報を待つ」よう促した。

 また、趙氏は「北京冬季五輪を妨害する米国の試みは、イデオロギー的偏見から生じたもので、うそとうわさに基づいており、その悪意ある意図を露呈させるだけだ」と指摘した。(c)AFP