【12月7日 AFP】(更新)米国のジョー・バイデン(Joe Biden)政権は6日、中国による人権侵害を理由に、来年2月に開催される北京冬季五輪の外交的ボイコットを発表した。

 外交的ボイコットとは、大会に政府関係者を派遣しない措置のことで、米国人選手の出場は禁じられない。

 ジェン・サキ(Jen Psaki)大統領報道官は、「中国が新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)で行っているジェノサイド(集団殺害)や人道に対する罪などの人権侵害を理由に、バイデン政権は2022年の北京冬季五輪にいかなる外交官も公式代表も派遣しない」と発表。選手の出場については、「米国人選手は、われわれの全面的サポートを受ける。われわれは選手を100%支援し、本国から応援する」と述べている。(c)AFP