絶滅の危機にあるガゼル、エルサレムの公園で個体数回復
発信地:エルサレム/中東・アフリカ
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中東・北アフリカ
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■都市の「緑の肺」
マウンテンガゼルは地中海東部沿岸レバント(Levant)地域の固有種で、イスラエル国内の個体数は現在約5000頭と推計されているが、都市化などの影響で減少している。これは同国テルアビブ大学(Tel Aviv University)のヨラム・ヨムトブ(Yoram Yom-Tov)名誉教授(動物学)と、ベングリオン大学(Ben Gurion University)の保全生物学者ユリ・ロール(Uri Roll)氏の研究で判明した。
数年前、エルサレムで環状道路が建設され、「市外の緑地までのガゼルの通り道が突然、ふさがれたのです」とハマーマンソーラー氏は指摘する。
「(環境の変化で)身動きがとれなくなったガゼルは、野良犬やジャッカルに襲われたり、環状道路で車にひかれたりして激減しました」
公園の東端には将来、路面電車が通る。西端の崖の上には「ホーリーランド(Holyland、聖地の意)」という名の複合施設がある。
自然保護協会の都市動植物責任者アミール・バラバン(Amir Balaban)氏は、ガゼルバレー公園はエルサレムに住む人々にも恩恵をもたらすと言う。
公園には池がいくつもあり、多様な植物が自生し、数多くの鳥類が生息している。エルサレムの「緑の肺」であり、レクリエーションの場でもある。「気温を調節し、酸素を生み出し(中略)住民に自然と触れ合う場所を提供しています」とバラバン氏は話した。(c)AFP/Delphine MATTHIEUSSENT