【12月6日 AFP】21NFLは5日、第13週の試合が行われ、スーパーボウル(Super Bowl LV)王者のタンパベイ・バッカニアーズ(Tampa Bay Buccaneers)は30-17でアトランタ・ファルコンズ(Atlanta Falcons)に勝利。デトロイト・ライオンズ(Detroit Lions)は29-27でミネソタ・バイキングス(Minnesota Vikings)を破り、約1年ぶりの勝利を挙げた。

 バッカニアーズは今週、アントニオ・ブラウン(Antonio Brown)とマイク・エドワーズ(Mike Edwards)が、偽造した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種証明を使っていたことが調査で発覚し、リーグから出場停止処分を科される騒動があった。

 それでもスーパースターのトム・ブレイディ(Tom Brady)とチームは、敵地でいつも通りのプレーを披露。ブレイディはパスの受け手となるWRブラウン不在の影響も感じさせず、パスで368ヤードを獲得すると、ロブ・グロンコウスキー(Rob Gronkowski)に通した2本を含め、タッチダウンパス4本を記録した。

 これで戦績を9勝3敗としたバッカニアーズは、5勝7敗で並んでいるファルコンズ、カロライナ・パンサーズ(Carolina Panthers)、ニューオーリンズ・セインツ(New Orleans Saints)に4ゲーム差をつけ、NFC南地区の優勝に近づいている。

 ライオンズは2020年12月6日以来となる白星を挙げた。今季は勝利に近づいた試合もあり、ピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)戦では引き分けに持ち込んで連敗を12試合で止めていたが、開幕から11試合連続で勝利がなかった。それでもこの日は、バイキングス相手に接戦を制した。

 シアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)は30-23でサンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)に勝利し、連敗を3で止めた。

 また、フィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia Eagles)は33-18でニューヨーク・ジェッツ(New York Jets)に勝利。アリゾナ・カーディナルス(Arizona Cardinals)は33-22でシカゴ・ベアーズ(Chicago Bears)を下し、戦績をリーグ最高の10勝2敗に伸ばした。(c)AFP