【12月6日 AFP】パキスタンの大学で5日まで、英作家J・K・ローリング(J.K. Rowling)氏の「ハリー・ポッター(Harry Potter)」シリーズをテーマにしたイベントが開かれた。期間中、キャンパスは「ホグワーツ魔法魔術学校(Hogwarts School of Witchcraft and Wizardry)」に姿を変えた。

 パキスタン東部ラホール(Lahore)にある約150年の歴史を持つガバメントカレッジ大学(Government College University)には広々したホールとアーチ型の高い天井付きの回廊があり、以前から、学生たちの間ではホグワーツに似ているという声が上がっていた。

 イベントに参加した学生の一人は、「ラホールにいながらホグワーツにいるなんて、信じられません」と興奮気味に語った。

 つえを手にし、三角帽子をかぶった学生たちは、ホグワーツ風の大広間で来場者を迎えた。会場には、ほうきやコウモリなどの装飾が施され、魔法薬を調合するコーナーも設けられた。

 映画「ハリー・ポッター」シリーズのテーマ曲が流れる中、学生たちはホグワーツの生徒のコスプレ姿で呪文を唱え、「組み分け帽子」をかぶって写真を撮って楽しんだ。

 自身も「ハリー・ポッターの大ファン」だというアスガー・ザイディー(Asghar Zaidi)副学長はAFPに、「ここにいる学生たちの多くは、J・K・ローリング氏の小説が世に出て映画化された頃に生まれ育っていますからね」と語った。

 映像は11月30日撮影。(c)AFP