【12月6日 AFP】英国のウィリアム王子(Prince William)が、インターネットで音声コンテンツを聴けるポッドキャスト番組で、オーストラリアのハードロックバンドAC/DCのファンだと語り、意外な一面をのぞかせた。

 王子が登場する番組「Prince William: Time To Walk」は、アップルミュージック(Apple Music)のラジオ局で6日に無料配信される。その中で王子はお気に入りの音楽と共に、イングランド東部サンドリンガム(Sandringham)の王室所有地を散策しながら紹介する。

 王子の1週間は、AC/DCの1990年の大ヒット曲「サンダーストラック(Thunderstruck)」で始まる。「月曜日の朝、ぼんやりした目で執務に戻る時、この曲に勝るものはない」

 母親の故ダイアナ元皇太子妃(Princess Diana)にも触れている。休暇が明け、ウィリアム王子と弟のヘンリー王子(Prince Harry)を寄宿学校に車で送りとどける時、ティナ・ターナー(Tina Turner)の1980年代のヒット曲「ザ・ベスト(The Best)」のボリュームを上げ、不安を和らげてくれたと語った。

「母は大声で歌いながら運転していた」「本当の家族の時間だった」と振り返った。同乗していた護衛官が一緒に歌うこともあったという。

 ウィリアム王子の6歳の長女シャーロット王女(Princess Charlotte)は、コロンビア出身の世界的スター、シャキーラ(Shakira)の2010年の曲「ワカワカ(Waka Waka)」に合わせて腰を振りながら踊るのが好きで、3歳の弟ルイ王子(Prince Louis)がしぐさをまねているというエピソードも披露している。

 ウィリアム王子が登場する番組は、ウオーキングの奨励と精神衛生の向上が狙い。アップルは、王子が選んだ慈善団体に寄付を行うとしている。(c)AFP