【12月6日 AFP】21-22イングランド・プレミアリーグは5日、第15節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はクリスタルパレス(Crystal Palace)に1-0で勝利し、ラルフ・ラングニック(Ralf Rangnick)暫定監督の初陣を白星で飾った。

 ラングニック暫定監督は、チームを一時的に率いていたマイケル・キャリック(Michael Carrick)氏の下でアーセナル(Arsenal)に3-2で勝利した前節から、メンバーを変えずにこの日の一戦に臨んだ。

 観客の大歓声に後押しされ、エネルギーに満ちたパフォーマンスを前半に披露したユナイテッドは、後半こそ勢いが落ちたものの、批判を浴びていたMFフレッジ(Fred)が一瞬のきらめきで決勝点をマークした。

 前月に指揮官を解任されたオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)氏の下、ここ数週間は雑然としたパフォーマンスを見せていたユナイテッドにとって、ホームでのクリーンシート達成は今季の公式戦でこれが初めてだった。

 英BBCに「チームのパフォーマンスにとても満足している。とりわけプレッシングをかけられていた最初の30分は並外れていた」と語ったラングニック暫定監督は、「唯一足りなかったのは1-0か2-0というスコア」と続けた。

「守り方についても試合全体をコントロールしていたし、クリーンシートが最も重要な部分だった」

「それらは改善しなければならない点。クリーンシートを続ける必要がある。一度しかトレーニングを行えなかったから、とても感銘を受けた。思っていたよりもはるかに良いプレーができた」

 この勝利でユナイテッドは6位に浮上し、4位ウェストハム(West Ham)を3ポイント差で追っている。

 また、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は最下位ノリッジ・シティ(Norwich City)に3-0で勝利。リーグ戦で3連勝となったトッテナムは、消化試合数が一つ少ない中でユナイテッドと1ポイント差の5位につけている。(c)AFP/John WEAVER